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森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』レビュー|憧れの夏が詰まった1冊

森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』レビュー|憧れの夏が詰まった1冊

ある日、空き地にペンギンが現れる――。『ペンギン・ハイウェイ』は、そんな不思議な出来事をきっかけに始まる、ひと夏の物語です。

郊外の町に突然現れたペンギンと、謎めいた歯科助手のお姉さん。小学4年生の「ぼく」は、その不思議を“研究”という名の冒険で解き明かそうとします。

子どもの好奇心と、ひと夏のきらめきが詰まった日常ファンタジーを、あらすじと感想とともにご紹介します。

目次

『ペンギン・ハイウェイ』の基本情報とあらすじ


作品名ペンギン・ハイウェイ
著者名森見登美彦
ジャンル・雰囲気日常ファンタジー/ひと夏の物語
あらすじ

僕は知りたい。この世界の始まりについて、そしてお姉さんの謎について。

小学4年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんが関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。

引用:Amazon

『ペンギン・ハイウェイ』を読んだきっかけ

2018年に公開された映画をきっかけに読んだ本作。それ以来大好きな作品で、紙の本で手元に置いているのですが2025年12月にKindle Unlimitedの対象作品になっているのを発見。

最近は読んでいなかったし、せっかくならブログに感想を残したいなと思い、久しぶりにKindleで読み始めました。

『ペンギン・ハイウェイ』の感想

「こんな夏休みを過ごしたかった!」──本当に、この一言に尽きる作品です。

町で起こる不思議な出来事、仲のいい友達と行う“研究”と称した町探検。そんな子どもたちの冒険を、温かく見守りつつ的確な助言をくれるお父さん。そして、どこか謎めいた、ちょっと不思議な歯科助手のお姉さん。憧れがぎゅっと詰まった夏が描かれています。

だけど、楽しいだけじゃないちょっと切ないのもまたこの作品の魅力。その切なさにぎゅっと耐えるアオヤマ君もまた愛らしいです。

アオヤマ君を始め、出てくる小学生たちがまた可愛い。生意気なアオヤマ君にちょっとおませなハマモトさん。個人的には一番控えめながらも大人なのはウチダ君だなぁと思って読んでいます。

前述のとおり、本作は映画化もされているんですが、これもまた最高です。気になった方はぜひ本と一緒に映画も楽しんでいただきたいです。

『ペンギン・ハイウェイ』はこんな人におすすめ

  • 少し不思議な夏の物語が好きな人
  • ワクワクと切なさ、どちらも味わいたい人
  • 映画化作品を原作から楽しみたい人

夏を感じたいときにぴったりの作品です。

まとめ

『ペンギン・ハイウェイ』は、子どもの好奇心とひと夏の不思議をやさしく描いた日常ファンタジーです。町に現れたペンギンや不思議な歯科助手のお姉さんの謎を追う物語は、ワクワクする楽しさだけでなく、夏独特の切なさも残してくれます。

読み終えたあと、「こんな夏を過ごしたかった」と静かに思わせてくれる1冊です。原作と映画、どちらもあわせて楽しんでみてはいかがでしょうか。


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この記事を書いた人

1996年生まれ、関西育ち。法律事務所で働きながら、Webライターとして活動しています。
読書と観劇、ダンスが好きで、エンタメは人生の生きがい。
中学生の頃に図書委員として書いた本の紹介文をきっかけに、本を誰かに届ける楽しさを知りました。
このブログでは、心に残った小説を中心に感想を綴っています。

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