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宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』レビュー|変わらず我が道を行く成瀬に元気をもらう

宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』レビュー|変わらず我が道を行く成瀬に元気をもらう

『成瀬は信じた道をいく』は、「成瀬は天下を取りにいく」で強烈な印象を残した成瀬あかりの、その後を描くシリーズ第2作です。

相変わらず周囲をざわつかせながらも、まったくブレずに自分の道を進んでいく成瀬の姿は健在。くすっと笑えて、読み終わるころには少し元気をもらえる、そんな成瀬らしさが詰まった本作を紹介します。

目次

『成瀬は信じた道をいく』の基本情報とあらすじ


作品名成瀬は信じた道をいく
著者名宮島未奈
ジャンル・雰囲気風変わりな主人公に元気をもらえる青春物語
あらすじ

成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇!

引用:Amazon

『成瀬は信じた道をいく』を読んだきっかけ

本屋さんで何度も平積みされているのを見かけていたので、続編が出ていること自体はずっと把握していました。

ただ、1作目があまりにも面白くて1日で読み終えてしまった分、「これは楽しみを取っておいたほうがいいかも」と思い、あえてすぐには手を出さず。間に2〜3冊ほど別の本を挟んで、今だと思ったタイミングで満を持して読み始めました。

なお、本作も結局1日足らずで読了。もう少しゆっくり味わえばよかったな、と読み終えたあとに少しだけ反省しました。

『成瀬は信じた道をいく』の感想

2作目でも変わらず面白さ全開の本作。ちょっと変わった成瀬が、あまりにも自然体で我が道を行くので、周りのほうが「え、私がおかしい?」となっていく感じが相変わらず最高でした。

ちょうどM-1の少し後に読んだこともあって、「俺がおかしいの?」というエバースの漫才を思い出してしまいました。

成瀬は確かに変わり者で周囲を振り回すけれど、他人の大事なところは踏み込まない。そんなところに成瀬の魅力を感じました。

残すは最終巻の3作目。早く最終巻を読みたい気持ちと、終わってほしくない気持ちの間で、現在葛藤中です(笑)

『成瀬は信じた道をいく』はこんな人におすすめ

  • 「成瀬は天下を取りにいく」が面白かった人
  • くすっと笑えて、前向きな気持ちになれる物語が好きな人
  • 主人公の生き方から元気をもらいたい人

中学生から大学生に成長した成瀬をぜひ見守っていただきたいです。

まとめ

本作は、成瀬あかりの魅力がさらに増したシリーズ2作目。周囲とのズレにくすっと笑いながら、ブレずに自分の道を行く姿に自然と元気をもらえます。気負わず読めるのに、読み終わると少し前向きになれるのが成瀬シリーズのいいところ。

続きが気になる一方で、終わってしまうのが惜しくなる——そんな読後感まで含めて楽しみたい1冊です。


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この記事を書いた人

1996年生まれ、関西育ち。法律事務所で働きながら、Webライターとして活動しています。
読書と観劇、ダンスが好きで、エンタメは人生の生きがい。
中学生の頃に図書委員として書いた本の紹介文をきっかけに、本を誰かに届ける楽しさを知りました。
このブログでは、心に残った小説を中心に感想を綴っています。

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